異国より、身に翼がある塵倫という悪鬼が、多数の軍勢を従えて我が国に攻めてきた。そこで多羅智中津彦尊(たらちなかつひこの...

昔、奥州に笹丸(ささまる)と菊世(きくよ)という夫婦がいました。しかしなかなか子供を授かることができず、とうとう二人は第...

伊勢の国、鈴鹿山に鬼神が住み、人々を悩ましていた。これを聞いた鎮守府将軍、坂上田村麻呂が鬼神征伐に向かう。途中で翁よ...

自ら｢新皇｣と名乗り、関東において朝廷に背いた平将門は、天慶(てんぎょう)の乱でその最期を遂げます。将門の娘、五月姫(さつ...

弟の須佐之男命(すさのおのみこと)の悪行に嘆いた、天照大神(あまてらすおおみかみ)は天の岩戸を閉じてこもられてしまった。...

時は平安時代。都においてある姫様に仕える岩手(いわて)という老婆がおりました。その姫が重い病にかかってしまい、岩手は姫...

下野国(しもつけのくに)の那須野ヶ原(なすのがはら)に悪狐が立ちこもり、諸人に悩みをなしていた。そこで時の天子より天の羽...

阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)という山伏が、剛力を連れて下野国(しもつけのくに)那須野ヶ原(なすのがはら)を訪れます。そこ...

昔、都に坂田時行(さかたときゆき)という武士とその妻、八重桐(やえぎり)という者がいました。しかし夫の時行が病に倒れると...

藤原時平の讒言により、九州大宰府へと流された菅原道真。しかしその無念を晴らそうと、随身と共に都へと上ります。｢東風吹か...